日本伝統文化の継承
消えゆく日本の伝統文化「香道」を未来へと繋ぐために、100人の仲間を集めたい!
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2026/3/31 17:10
心からの御礼とご報告
※ 2月18日にメールにてお送りした内容を、改めてこちらに掲載いたします。写真の容量が大きく、一部の方に届いていない可能性がありますため、活動報告として再掲させていただきます。
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クラウドファンディングにご支援いただきました皆さまへ
大変お世話になります。プロデューサーの村田百合です。
村田清雪のパリ個展『筆に香りをのせて』が、2月17日をもちまして、幕を閉じました。
怒涛の2週間があっという間に過ぎ、まだどこか現実味のない思いでおりますが、まずは本個展の実現にご支援くださいました皆さまへ、心より御礼とご報告を申し上げたく、筆をとりました。
2月3日に開催いたしましたオープニングレセプションには、80名以上もの方にご来場いただきました。日本より持参した清雪の古筆かな作品の数々と貴重な香道具をご覧いただくとともに、香道のお点前の一部をデモンストレーションという形でご紹介いたしました。
2月4日と7日に開催した計4回の組香体験会には、フランス国内にとどまらず、スイス、アメリカ、ベルギー、イギリス、そして日本からもご参加いただきました。国境を越え、日本から携えてきた“古の香り”を分かち合う、豊かな時間となりました。
さらに2月5日には、パリ市内の日本語学校にて、日本語を学ぶ学生の皆さんに向けて、古筆かなと組香についての講義を行う機会をいただきました。
お香席を実際に体験された方々からは、
「奥深い世界の入り口に触れた気がする」
「言葉では説明できない体験だった」
「はじめて体験する私たちにもわかりやすいような工夫がなされていたのが伝わった」
「実際にその場で体験できて本当によかった」
「この時間を共有できたこと自体が光栄だった」
「古筆かなや香道のような文化が日本に存在することを、日本人として誇りに思った」
といった嬉しい言葉を頂戴しました。
さらには、「香道を定期的に学びたい」「先生はまたパリにいらっしゃいますか」という声も多くいただくと同時に、UNESCO関係者や日本香道フランス支部の方々にも個展をご覧いただく機会を得ることができ、本企画が文化的な対話の一端を担う場となり得たこと、また、これが次回、次々回へとつながる兆しを、確かに感じ取ることができました。
初めての挑戦ということもあり、反省すべき点や改善すべき点も多く見えてまいりました。
貴重な香道具の扱い方や保管環境、作品の湿度・温度管理、道具を携えての移動の難しさ。準備や片付けに想像以上の時間と労力を要すること。さらに、日本の和空間とは異なる現地の湿度や温度条件によって、香りの立ち上がり方が大きく変わるという繊細な問題にも直面いたしました。さらには、言葉や文化の違いもあるなかで、何をどのように伝えるべきかを、現地での反応を受け止めながら、その都度に試行錯誤を重ねる2週間でした。
そのなかで改めて実感したのは、実際に体験していただくことの持つ力です。香木や香道具を実際に手に取ってご覧いただき、清雪が香記を書く姿を間近で見ていただき、香炉を手に、古の香りをゆっくりと聞いていただく。そして名乗紙に答えを記す――。その一連の流れを、ただ言葉で説明するのではなく、五感を通して体験していただくことでこそ、この芸道の真の美しさと本質的な価値が最もよく伝わるのだと、強く思いました。
言葉や説明では伝えきれない本質、形にしきれない価値を、「体験」というかたちで未来へとつないでいくこと。
それは決して容易なことではありませんが、今回の経験を通して、その可能性を確かに感じることができました。
改めまして、このパリ個展の実現を支えてくださった皆さまに、深く御礼申し上げます。これからも、時間をかけながらでも着実に、歩みを重ねてまいります。
引き続き、村田清雪の活動ならびに日本伝統文化の未来を、温かくお見守りいただけましたら、プロデューサーとして、そして、娘として、これ以上に嬉しいことはございません。
皆さまのご健勝とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。
「筆に香りをのせて」プロデューサー
村田百合
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