みなさまお久しぶりです。しゅうまです!
8月16日をもって、ケニアを離れました。まだ日本にはついていませんが、お世話になった皆様にいち早く報告をさせていただきます!
ここでは、ご支援いただいたお金がどうなったか、そして応援していただいたランドセルと古着リメイクがそれぞれどうなったかをご報告させていただきます。

費用総額
プロジェクトにかかった総額は731,399円
内、318,060円をクラウドファンディングから、それ以外を自己資金から補填しました。
自己資金の一部にはトビタテ!留学JAPAN奨学金を活用し、現地での生活面・人脈面ではアフリカ児童教育基金の会(ACEF)にサポートいただきました。

結論から申し上げますと、ケニアでのプロジェクトから撤退することを決断しました。
古着であふれたケニアで、服作り・モノづくりの雇用を生み出したいという思いはずっと変わりませんでしたが、資金が尽きたこと、現状のメンバーでは事業改善が難しいことが私が撤退する主な理由です。
しかしながら、自分の決断をスタッフ3人に伝えたところ、『一度自分たちの力で立て直しを頑張ってみたい』という強い意志が返ってきました。自分がこの事業からビジネスについて大きな学びを得たように、彼らにとっても試行錯誤が今後の人生の学びになるはずだと思い、自分が抜けたあともプロジェクトは続行予定です。
離れたあと、スタッフのみんなから前向きなメッセージをもらったので、共有します。
※「Mtena」というのは、このプロジェクトの一環として立ち上がったビジネス店舗名。スワヒリ語で『リユースする人、循環させる人』などのイメージをもつ造語。
Mtena 代表 Perpetua
Mtena to me has created an impact in my life and also some of my friend's. It has also given me a chance to explore on other fields that do not align with my career(Mtenaは自分の人生と自分の友達に大きなインパクトをくれた。今までの自分のキャリアを飛び出して学ぶ貴重な機会になったよ。)
Mtena スタッフ Hellen
We appreciate for giving us exposure and be able to handle tasks on our own....we will do our best to bring back life to Mtena...(学校の外で活動する機会をもらえたこと、自分で仕事をこなせるようにしてくれたこと、本当にありがとう。Mtenaが息を吹き返すように、全力を尽くすよ!)
Mtena スタッフ Walter
Thank you for opening doors for us to learn and grow not only as Mtena but a new family that makes it feel like home and a place to work and grow 💯🫂(Mtenaの店舗としてだけじゃなくて、新しい家族としても、学びと成長の新世界をみせてくれたことありがとう。自分にとっての家であって、働いて成長する場でもあったよ。)

皆様に感謝を込めて、ここまでの足跡を残させていただきます。
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事の顛末
ケニアで中国語で書かれたボロボロのカバンを使う子どもたちを見て、ランドセルがあれば、長持ちもするし、ケニアの雇用も作れるんじゃないかと考えたところがこのプロジェクトの始まりでした。

ケニアに届く大量の古着を課題ではなく資源として活用し、新しいマーケットをつくる『古着リメイク』。そして、ものづくりで古着依存に対抗する『ランドセル』。この2つを事業の軸にしていました。
古着リメイクプロジェクト
今年2,3月、ヨーロッパにいた私は古着のリサイクルでビジネスを行なっている企業を暇さえあれば訪問するようにしていました。

しかし、手間がかかり、同じものを作れない古着リメイクは、環境意識の高いヨーロッパだから成り立っていることが多く、あまり参考になるアイデアは得られませんでした。
3月、私はハッソプラトナー研究所で1週間のビジネス×デザイン学の講義を受講しました。ここでの学びは、さっさとビジネスを立ち上げる後押しをしてくれました。

講義では、道を歩く人に声をかけたり、課題を生んでいる当事者の企業の方と話したりなどして、実際にドイツのベルリンで起きている課題について明らかにします。1週間で実際に採用されうる課題解決のアイデアを生み出す過程は見事で、その後のプロジェクトではここでの経験に非常に影響を受けています。
ハッソプラトナー研究所 (Hasso Plattner Institute)
デザイン思考の聖地として知られる研究・教育機関。学生および社会人のためのヨーロッパ初のイノベーションスクールとして、現実の複雑な課題を解決するための人間中心のイノベーション手法を教えている。
これまで、これまで机上の議論に終始し、まったくビジネス領域に踏み出せていなかった自分を改め、少しでも早くビジネスを作ることに注力しようと考えました。帰国(帰ケニア)後、すぐにケニアで服を作って働くテイラーさんに街で片っ端から声をかけて話を聞きました。

すると「古着が増える前と後でそこまで仕事量は変わってないし、むしろ、古着のお直しで仕事が増えてるよ」という、自分が予想していた答えとは異なる答えが次々と出てきました。
そこから色んなことを「問題」として嘆くのを止め、ビジネスを作ることに集中した結果、
古着を地元の人から買い取り、売れなかったものはリメイクして再販するセカンドストリートのような古着屋「Mtena」をオープンしました。

聞こえはいいですが、今から考えると、顧客となるような地元の人と会話をしてニーズを掴むことをすべて省略して、ビジネスモデルを構築したことは撤退の最も大きな原因だと考えています。
古着リメイクプロジェクトは、古着屋のオープンにつながり、3人のケニア人スタッフの4カ月の雇用を生み出し、若いメンバーの挑戦の場として8月21日現在も、継続中です。
ランドセルプロジェクト
3月にランドセルは到着しました。

とにかく作らないと始まらないので、作れそうな人を探し回って、ランドセルを作ってもらうことができました。

想像以上にクオリティは良く、前述の古着屋にて2000円ほどで販売することができました。
ただ、プロトタイプの製作費は4000円と非常に高額で、価格交渉をしましたが、職人さん側の収益性が担保できず、ロット生産は諦めることとなりました。
届いたランドセルは、小学校の模範児童のほか、古着屋での展示、販促に使用しました。子どもたちだけでなく、大人が背負う様子も見られ、日本製のクオリティの高さを楽しんでもらえた様子でした。

通常、新品の通学カバンは高くても1500円ほどですが、地方都市の中所得者層をターゲットにするなら、ランドセルの販売想定価格は3000円あたりが妥当なラインだと確認できました。
ランドセルプロジェクトは、ケニア産ランドセルの誕生と日本製プロダクトの認知を作るきっかけになりました。
しゅうまの今後
プロジェクトは8月16日をもちまして、一区切りとさせていただきます。今後、友人であるスタッフから進展がありましたら、また報告させていただければと思います。
私がもともと留学を始めたのは、日本に保育園を作るためでした。

教育を勉強するつもりが、ビジネスも勉強することになりました。理念だけでは、インパクトと持続性のある事業にはできません。痛いほどよく分かりました。
この1年で保育士と幼稚園教諭の資格を取得をして、もう一度、保育の世界で日本の子どもたちのための事業をしたいと思っています。
今後とも応援していただけると幸いです。

リターンをお待ちのみなさま、お待たせしました。
帰国後9月中を目処にお手元に届くように手配させていただきます。
ぜひ、リターンをインスタにあげたり、友達とシェアしたり、ケニアって結構いいらしいぞと、ポジティブキャンペーンしていただけると何よりです。
ケニアは来年大統領選挙を迎えます。5年に一度の選挙戦。
周辺国と比べ、比較的民主主義的に乗り越えてきたケニア。
日本のニュースではおそらくやらないと思いますが、来年のケニアの大統領選に注目する謎の日本人が増えるように、時事トークを各地で繰り広げていただければ幸いです。
今回の報告をもって、プロジェクト報告用インスタグラム「もったいないバイラル(@mottainai_viral)」の定期的な更新を停止します。
本プロジェクトへの質問などありましたら、しゅうま個人のインスタ@tbtt.shu17もしくはLinkedin Shuma Kihara 宛てにどなたでも気兼ねなくご連絡いただけると幸いです。