昨日、2026年8月16日。
宮里大八国際交流基金2026のバリ島海外派遣が、いよいよスタートしました。
今年は、沖縄の中学生・高校生から過去最多となる53名の応募をいただきました。
クラウドファンディングでも多くの皆様からご支援をいただき、当初予定していた2名から3名へ派遣人数を増やすことができました。
しかし、出発直前に予想していなかった出来事がありました。
当初参加を予定していた3名のうち1名が急な体調不良となり、出発2日前に参加をキャンセルすることが決まりました。
本人にとっても、楽しみにしていたバリ島への挑戦を直前で断念することは、とても残念だったと思います。
クラウドファンディングを通じてご寄付いただいたご支援者の皆様には、今回の派遣期間が終了した後、改めて経緯を含めて詳しくご報告させていただきます。
そのため、今年のバリ島派遣は2名での出発となりました。
朝7時50分、那覇空港に集合
昨日の集合は朝7時50分。
大きな荷物を持って那覇空港に集まり、いよいよ沖縄を出発しました。
これから始まる海外での10日間。
期待もあれば、不安もあったと思います。
私自身も同行者として2人を見守りながら、一緒にバリ島へ向かいました。
那覇空港を出発し、まず向かったのはシンガポールです。
チャンギ空港で経験した「初めて」
シンガポールでは、チャンギ国際空港で乗り継ぎをしました。
世界有数のハブ空港でもあるチャンギ空港。
その規模の大きさを目の当たりにすること自体が、2人にとって新しい経験になったと思います。
乗り継ぎの時間にはラウンジにも入り、食事をいただきました。
そこでも、早速ちょっとした「異文化体験」がありました。
ラウンジで料理を注文しようとすると、スタッフが話すのは、シンガポール独特の英語、いわゆる「シングリッシュ」。
学校などで聞いてきた英語とは少し違う発音や話し方に戸惑いながら、2人はスマートフォンの翻訳アプリを使い、自分たちで料理を注文していました。
完璧に英語を話せなくても、スマートフォンという道具を使いながら、どうすれば相手に伝えられるのかを考える。
これも、海外に出たからこそ経験できる大切な学びだと思います。
さらに食事の後には、ラウンジのスタッフから「接客についての評価をSNSに投稿してほしい」とお願いされました。
これもまた初めての経験。
どうやって評価するのか、何を書けばいいのか。
2人でスマートフォンを見ながら悪戦苦闘し、それでも最後には自分たちで評価を投稿していました。
空港の大きさ、さまざまな国から訪れる人たち、ラウンジでの食事、聞き慣れない英語、そして外国のスタッフとのコミュニケーション。
ほんの数時間の乗り継ぎでしたが、そこにはたくさんの「初めて」がありました。
「移動」も大切な学び
海外派遣というと、どうしても現地で行うプログラムに目が向きます。
しかし、私はこうした「移動」そのものも大切な学びだと思っています。
自分たちで搭乗口を確認する。
時間を意識して行動する。
違う言語が飛び交う場所に身を置く。
そして、言葉が十分に通じなくても、自分たちで方法を考えて相手に伝える。
世界へ出るということは、目的地に着いてから始まるのではありません。
那覇空港を一歩出た瞬間から、すでに学びは始まっています。
朝から夜まで、長い長い移動
朝7時50分に那覇空港へ集合してから、シンガポールを経由し、ようやくインドネシア・バリ島へ。
朝に沖縄を出発しましたが、バリ島へ到着した頃には、すっかり夜になっていました。
そして、入国審査でも小さなハプニングがありました。
ゲートがなかなか反応せず、少しドキドキする場面も。
海外では、日本では当たり前に進むことが、その通りにならないことがあります。
そんな経験も含めて、海外に出ることの面白さなのかもしれません。
最終的に到着ロビーへ出ることができたのは、午後8時30分頃。
朝7時50分の集合から数えると、約13時間。
乗り継ぎも含めて、2人にとって、これまでで一番長い時間の移動だったのではないかと思います。
それでも、2人は元気な表情を見せてくれました。
到着早々、スーツケースにトラブル
無事にバリ島へ到着して、ほっとしたのも束の間。
預けていた荷物を受け取ると、1人のスーツケースのチャックが壊れていることに気づきました。
長い移動を終えて、ようやくバリ島に着いたと思ったところでの思わぬトラブルです。
今回の滞在中に、加入している保険や航空会社へ連絡し、補償について確認したいと思います。
もちろん、何もトラブルが起きないことが一番です。
でも、海外に出ると、予定していた通りにいかないこともあります。
入国審査のゲートが反応しない。
預けたスーツケースが壊れている。
言葉が思うように通じない。
そんなときに、「どうしよう」と立ち止まるのではなく、状況を確認して、周囲の人に聞き、使えるものを使いながら、一つずつ解決していく。
ある意味、これも旅の醍醐味なのだと思います。
楽しかったことや美しい景色だけではなく、予想外の出来事も含めて「海外に出た経験」になります。
今回の10日間では、きっとこれからも予定通りにいかないことがあるでしょう。
そうした出来事も乗り越えながら、少しずつ自分で考え、行動できるようになってほしいと思っています。
バリ島で待っていてくれた皆さん
長い移動を終え、到着ロビーを出ると、そこには嬉しい光景が待っていました。
今回も受け入れをしてくださるバリ倶楽部の尾島さんをはじめ、スタッフの皆さん、そしてこれからホームステイでお世話になるご家族の皆さんが迎えに来てくださいました。
長時間の移動のあとに、知っている人、そしてこれからお世話になる人たちが笑顔で待っていてくださる。
その光景を見て、私もほっとしました。
今回の旅の前半、2人は現地のご家庭でホームステイをします。
ホテルに泊まって観光地を見るだけでは分からない、バリ島の日常があります。
どんな家で暮らしているのか。
どんな食事をしているのか。
家族はどんな会話をしているのか。
学校や仕事、地域、宗教、文化、生活習慣。
同じアジアに暮らしていても、沖縄とは違うことがたくさんあります。
一方で、一緒に暮らしてみることで、「意外と同じだな」と気づくこともあるでしょう。
その両方を、自分自身の目で見て、感じてもらいたいと思っています。
10日間の挑戦が始まりました
昨日は、ほとんどが移動の一日でした。
しかし、振り返ってみると、それだけでもたくさんの経験がありました。
那覇空港から沖縄を離れる。
シンガポールで飛行機を乗り継ぐ。
世界中から人が集まる大きな空港を歩く。
シングリッシュに戸惑いながら、自分たちで料理を注文する。
入国審査でドキドキする。
スーツケースが壊れるという予想外の出来事にも遭遇する。
そして、バリ島に到着し、これからお世話になる皆さんと出会う。
「移動日」と一言で表せば、それまでです。
でも、2人にとっては、その一つひとつが新しい世界との出会いだったのではないでしょうか。
そして今日から、いよいよバリ島での本格的なプログラムが始まります。
これからの10日間。
2人がどんな人たちと出会い、どんな経験をして、何を感じるのか。
そして、沖縄へ戻るとき、どんな表情になっているのか。
彼女たちがこのバリ島で何に気づき、どのように成長していくのか、私自身も楽しみにしています。
今回の挑戦を実現してくださった支援者の皆様、関係者の皆様、そしてバリ島で受け入れてくださる皆様に、改めて感謝申し上げます。
宮里大八国際交流基金2026 バリ島海外派遣 Day 1。
昨日、沖縄からバリ島へ。
そして今日から、2人の本当の挑戦が始まります。