河口勝司
20年以上、独学でお地蔵さんを描き続けてきた。兄の死を機に、供養のために描いた一枚が、挫折の多い人生を支える柱となった。 両親の離婚、仕事の挫折、会社の倒産、起業、母の認知症介護と看取り。順風満帆ではなかった。何度も立ち止まり、途方に暮れても、そのたびに立ち上がり、描くことだけはやめなかった。 作品は1万枚を超え、70歳を前にイタリア・フィレンツェで世界デビューを果たす。たどり着いたのは「人の心の絆創膏になる絵」。点が線となり、線が円となる表現を、「ヒーリングポップアート」として描き続けている。 特別な才能はない。何度打ちのめされても、泣いてたまるかと立ち上がり、信じた道を歩んできただけだ。 挑戦に年齢は無い。人生は思い通りにならない。それでも歩み続ければ、新しい扉は必ず開く。どんなに遠回りをしても、人生はなんとかなる。
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