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2026/4/2 18:49
継業ストーリー part3
継業の現場では、さまざまな人の想いや応援が、次の担い手へとつながっています。
現場で関わる私たちの視点から、そのリアルな物語をお届けします。
――――――
秋田県北秋田市で継業エリアマネージャーをしている佐藤です。
「この集落を残したいんだ」
そう話す農家さんと出会ったのが、私の継業サポートの始まりでした。
米農家の大川さんは、市役所に「集落に移住者を増やしたい」と相談し、紹介された継業バンクへの掲載を決めたと聞いています。
その外に働きかけていく行動力を、純粋にすごいと思いました。

応募者の方と大川さんとのオンライン面談に同席した時のことです。
大川さんは、なぜ継業バンクで後継者を募集したのかを応募者の方に向けて説明していました。
特別に熱く語るわけではないけれど、一つひとつの言葉に迷いがありませんでした。
「自分が動かないといけないと思ったんだ」
その言葉が、静かに残りました。
面談が終わったあと、一緒にお昼ごはんをいただきました。
大川さんが育てた、ふっくらとした「あきたこまち」でした。
そのとき、ふと自分の中に浮かんだのは、子どもの頃の風景でした。

学生の頃、田んぼが広がる道を登下校で歩けば、誰かとすれ違って挨拶をしていました。
小さな店には人がいて、声がありました。
今はその店も閉まっています。歩いても、誰ともすれ違わない日もあります。
音がしないんです。
このままいけば、自分が知っている景色は、自分の記憶の中にしか残らなくなるかもしれない。
「ここ、昔はこうだったんだよ」と言っても、それを共有できる人がいなくなるかもしれない。
それが、怖いと思いました。
だからこそ、この景色をなくさないために、目の前の一つひとつの継業に向き合っています。

正直に言うと、継業のサポートといっても最初は何もわかりませんでした。
どう動けばいいのかも、自分にできるのかも分かりませんでした。
でも大川さんは、ずっと前向きで、「やればできる」というスタンスの人でした。
その姿を見て、思っているより自分にもできるのかもしれないと考えるようになりました。
そして少しずつ行動するようになり、一つひとつの案件に向き合う中で、地域に残したい景色や暮らしがあるからこそ、 自ら動いている人がいることを実感しています。
大川さんのように地域の暮らし、仕事、風景を残したいと願っている人がいます。
その想いを、ここで止めたくないと思っています。
今、大川さんの案件は少しずつ動き始めています。

去年の夏には、応募者の方が現地で農作業を体験し、大川さんと直接話す機会がありました。
たくさんの人と関わる中で、大川さんが嬉しそうにしていた姿が印象に残っています。
そして今年の4月からは、継業に向けた研修が始まる予定です。
この活動を、止めずに広げていきたい。
まだ継業バンクがない地域にも、同じように“間に合う選択肢”を届けたい。
一つの地域の話ではなく、どこでも起きていることだからです。
景色が、記憶の中だけのものになってしまう前に。
自分の中にある景色を、記憶の中だけのものにしたくないと思った方へ。
クラウドファンディングで力を貸していただけたら嬉しいです。
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