皆さん、こんにちは! 東京でも蝉の鳴き声が少しずつ聞こえるようになりました。蒸し暑い日が続きますが、朝や夕方の少しだけ涼しくなった時間に、日々歩く練習をしています♩
今日は、私がなぜ今、すべてを手放してスペインへ向かおうとしているのか、「五感をよびさます」というテーマについてお話しさせてください。 少し長いですが、私の人生を大きく変えた、大切な気づきのストーリーです。
1.働きすぎた20代、心が「エネルギー切れ」になった日
20代の私は、とにかく必死でした。 「もっと頑張らなきゃ」「自分で稼いで自立しなきゃ」「社会に認められる存在にならなきゃ」。
頭の中は常に「〜せねばならない」という思考と焦りでいっぱいで、心も体も限界まで酷使していました。そしてある日、パツンと糸が切れるように、私の心のエネルギーは失われていってしまったのです。
当時の私は、美味しいものを食べても味がよく分からない、美しい景色を見ても心が動かない――そんな「五感が完全に眠ってしまった状態」でした。
2. カナダの風が、眠っていた感覚を呼び覚ましてくれた
そんなボロボロの私を救ってくれたのが、1年間過ごしたカナダの大自然でした。
どこまでも続く青い空、深く静かな森の匂い、冷たくて澄んだ空気。ただそこに身を置き、じっと佇んでいるだけで、頭の中のうるさいノイズが静かに消えていくのを感じました。
「ああ、風が冷たくて気持ちいい」 「土の匂いって、なんだか安心する」
思考ではなく、「身体の感覚(五感)」がじわじわと戻ってきたとき、私は涙が出るほどの圧倒的な安心感に包まれました。「私は、ただここに生きているだけでいいんだ」と、心の底から思えたのです。


カナダ滞在中に訪れたカナディアンロッキーの大自然には圧倒されました。自分の悩みが本当に小さく感じられた瞬間。日常の中に自然が溶け込むバンクーバーでの生活で、私は「五感」を取り戻し始めたのでした。
3. 沖縄の自然学校で感じた、「自然」が子どもを育むということ
帰国後、教育支援の現場に関わりながら、私は「もっと本質的な、人間本来の学びのあり方を知りたい」と強く思うようになり、自ら沖縄の自然学校へ研修に行きました。
そこで目にした光景は、私の教育観をガラリと変えるものでした。
教科書も、カリキュラムも、大人が決めた正解もない。ただ自然の中で、子どもたちは自分の気持ちに素直に活動していました。大人が用意した枠に自分を合わせようとするのではなく、自分の主体性と喜びのままに、五感をフルに使って生きている姿。
人間本来の「生きる力」とは、頭で知識を詰め込むことではなく、自然の中で五感を使い、自分の内なる感覚を信じられること。それこそが、何があっても揺るがない「心の根っこ」になるのかもしれないと感じたのです。


大好きな木登り、大人になって久しぶりに!そして人生で初めてガジュマルの木に登りました🌳✨自分の「楽しい」と感じることに素直になること。心がとっても軽くなった体験でした。
4. 人間は、五感(肉体)を使って生きることが大切 〜だから、私は今、歩き出す〜
今の社会は、スマホの画面を見つめ、頭ばかりを動かす毎日で、どうしても五感が鈍りやすい環境です。でも、私たち人間は、あたたかい身体(肉体)を持った、自然の一部です。
頭の中の「〜せねばならない」という思考のノイズを止め、自分の身体(五感)を呼び覚ますこと。それこそが、自分の「内なる輝き」と繋がるための一番シンプルな方法ではないかと思うのです。
「五感をよびさます=この大地で安心して生きていける」
この感覚は、今回の私の「カミーノの旅」に繋がっています。
今回の巡礼は、私自身がもう一度「頭」の鎧をすべて下ろし、毎日自分の足で歩き、土を踏みしめ、風を感じ、ウクレレの音色の振動を肌で感じながら、五感を呼び覚ます旅なのです。
誰かに頼まれたわけでも、仕事のためでもない。ただ、自分の五感(肉体)を使って「あるがままにシンプルに生きる」こと。
スペインの光と風の中で、五感を震わせて歩いていきます!ぜひ一緒にハラハラ・ワクワクしながら見守っていただけたら嬉しいです。
歩き終えた後のことは、はっきりとは決めていません。けれど、この旅を通して、五感で感じたこと、受け取ったものを、これから出会う子どもたちや大人へと伝えていけたらと思っています。
いつも温かい応援を、本当にありがとうございます🌱✨

ススキが美しすぎた島根の三瓶山(さんべさん)の一コマ。とっても幻想的でした。