萩原佳です。
クラウドファンディングDAY24となりました。
10月9日の9時時点の状況をご報告させてください。

支援総額:927,770円
支援者数:44人
目標達成率:185%
いいね(お気に入り登録)での応援:8人
プロジェクトへのご参加、そして周りの方へのご紹介を、本当にありがとうございます。NEXTゴールの支援者50人まで、あと6人となっています!
今日も、想いを伝えていきます。
報酬をくれる企業。その向こうにいた人。
「お金を払ってくれる人が、お客様」
仕事をするとき、そう考えるのは自然なことだと思います。
ところが、私が監査法人で経験した仕事には、その関係だけでは説明できない、大切な役割がありました。
監査の報酬を支払ってくれるのは、監査を受ける企業です。しかし、その仕事によって判断を支える相手は、目の前の企業だけではありません。
その企業が公表する数字を見て、自分のお金をどうするか考える投資家。
その人たちも、守るべき相手。
もちろん、企業がお客様ではないという意味ではありません。企業から報酬をいただく仕事であっても、「報酬を払ってくれる企業の都合だけを見ていればよいわけではない」というのが学びでした。、
その数字を信じて、誰かがお金を動かす。
企業は、売上や利益、持っている資産などを「財務諸表」という形で示します。いわば、会社の経営状況を伝えるための報告書です。
それを読んだ人は、「この会社に投資しよう」と考えます。そこには、その人が働いて得たお金や、時間をかけて蓄えてきたお金もあるはずです。
もし、判断の土台になる情報が大きく間違っていたら。どれほど真剣に考えても、実態とは違うものを信じて、お金を動かしてしまうかもしれません。
だからこそ、企業が作った財務諸表を、独立した立場から検証する仕事が必要になります。それが、監査です。
監査が支えるのは、投資の成功そのものではなく、財務情報を信頼して判断するための土台です。
私が向き合っていたのは、目の前の数字であると同時に、その数字を頼りに判断する、まだ会ったことのない人たちでもありました。
お金の流れには、「信頼」を支える仕事がある。
この仕事のことを考えると、お金のやり取りは「払う人」と「受け取る人」の二人だけで完結しているわけではない、と感じます。
直接は顔を合わせなくても、情報への信頼を通じて、お金と人がつながっています。
お金を見るとき、私たちはつい「いくら増えたか」「いくら払ったか」に目を向けがちです。それも、もちろん大切です。
けれど、もう一つ手前にある、「何を信じて、その判断をしているのか」という視点も欠かせません。
数字の大きさだけでなく、その数字への信頼が、どのように支えられているのかを見る。
それを知ると、お金は単に自分の手元で増えたり減ったりするものではなく、多くの人の判断や責任の中を動いているものとして見えてきます。
子どもたちに渡したい「お金の教養」も、計算ができることや、得をする方法を知ることだけではありません。数字の向こうにいる人の存在や、安心して判断するための仕組みに気づけることも、その一つだと思っています。
そう見ると、「お金の話=恥ずかしいもの」ではなく、「あたたかいもの」と自然に捉えることもできるのではないでしょうか。
『金融共育』では、私自身の仕事の経験を通じて、こうしたお金の見え方の変化をお伝えしています。
一つ知るたびに、お金と社会のつながりが少し違って見える。そんな一冊を、皆さんと一緒に届けていきたいと思っています。
引き続き、よろしくお願いいたします。
萩原佳

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