萩原佳です。
クラウドファンディングDAY26となりました。
10月11日の11時時点の状況をご報告します。

支援総額:930,770円
支援者数:45人
目標達成率:186%
いいね(お気に入り登録)での応援:8人
ご支援、そして周りの方へのご紹介を、本当にありがとうございます。
今日も、書籍『金融共育』でお伝えしたい、「お金の見え方」についてお話しします。
▼「自分が稼いだのだから…」の落とし穴。
自分で仕事をつくり、お客様を見つけ、売上を上げる。会社を経営していれば、そのお金には自分の努力が詰まっていると感じると思います。
だからこそ、「自分が稼いだお金なのだから、自分の好きに使ってもいいのではないか」と感じてしまうことがある。
私は独立後、中小企業の経営者と向き合う中で、そうした感覚から、私的な買い物まで会社の経費にしようとするケースにも接してきました。書籍でも、この公私の境目が曖昧になる問題に触れています。
ここで大切なのは、単に「その支出は経費になるか」という話だけではありません。
「自分が稼ぐことに貢献したお金」と、「自分個人のお金」は、同じとは限らない。
この違いを、どう捉えるかです。
▼通帳を動かせても、自分の財布ではない。
ここでは、個人事業ではなく、株式会社などの法人のお話をします。
会社は、社長個人とは別の存在です。自分でつくった会社であっても、会社のお金がそのまま社長個人のお金になるわけではありません。
たとえば、社長一人で仕事をしている株式会社が、商品やサービスの代金を受け取った場合。その売上は会社のものです。仕事をしたのが自分一人だからといって、私生活の財布と一緒にはできません。
もちろん、経営者が働いた対価を受け取ったり、自分の暮らしを豊かにしたりすることを否定しているのではありません。会社から役員報酬を受け取ることと、会社の残高をそのまま私用に使うことは、分けて考える必要があります。
通帳を管理している。
振り込みを決められる。
お金を動かせる立場にいる。
それは、「すべて自分の好きに使ってよい」という意味ではないのです。
▼金額だけでなく、「誰のお金か」を見る。
これは、社長だけが気をつければよい話でもありません。
たとえば、地域の活動で会費を預かる係になったとします。手元にお金があっても、自分のお金が増えたとは考えないはずです。その活動のために、管理を任されているお金だからです。
会社と地域活動では仕組みは違いますが、「管理すること」と「自分のものにすること」を分ける視点は共通しています。
同じ1万円でも、自分の財布にある1万円と、仕事や活動のために管理している1万円では、自分が決めてよい範囲が違います。
「いくらあるか」だけを見ると、この違いは見えません。
「これは誰のお金で、私はどんな立場で扱っているのか」まで見ると、お金と一緒に、自分の役割も見えてきます。
お金の教養は、上手に稼いだり、得をしたりするためだけのものではありません。自分のお金と、扱うことを任されているお金を区別する。その感覚も、人と一緒に働き、暮らしていくうえで大切な力だと思っています。
「使えるお金」から、「責任を持って扱うお金」へ。
『金融共育』を通して、残高の数字だけでは見えてこない、こうしたお金との向き合い方もお届けしたいと思っています。
引き続き、よろしくお願いいたします。
萩原佳

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