宮里大八国際交流基金・バリ島海外派遣。
4日目は、バリ倶楽部での職場体験の最終日となりました。
この日の舞台は、再び海。
しかし、今回は単にシュノーケリングを楽しむだけではありません。
ドリーマーの2人にとって、これまで学んできた「おもてなし」や「安全への配慮」を、実際のゲストを迎える現場で経験する一日となりました。
ゲストを迎えるところから始まる一日
朝から2人は、バリ倶楽部のスタッフの皆さんと一緒に、ツアーに参加するゲストの受け入れをサポートしました。
必要な道具の準備や確認、ゲストへの対応など、ツアーは海に入る前から始まっています。
これまで自分たちが「サービスを受ける側」だった2人が、今度は「サービスを提供する側」に立つ。
実際の観光の現場に入るからこそ分かることがあります。
一人ひとりのゲストが安心して楽しめるよう、その裏側では多くの準備と気配りが積み重ねられていました。
荒い海の先で出会ったマンタ
この日の大きな目的の一つが、マンタを見ることでした。
海に出ると、波はかなり荒い状況。
2人にとっても、これほど波のある海でシュノーケリングをするのは初めての経験でした。
決して楽なコンディションではありません。
それでも、バリ倶楽部のスタッフの皆さんによる安全管理とサポートのもと海へ。
そして――。
念願のマンタを見ることができました。
自然を相手にする観光では、いつでも予定どおりの景色や生き物に出会えるわけではありません。
だからこそ、その瞬間に出会えたときの感動があります。
同時に、海の美しさだけではなく、その怖さや自然の力も身体で感じる経験になったのではないかと思います。
2回目は、色鮮やかな熱帯魚の世界へ
マンタとの出会いを終えた後は、場所を移動して2回目のシュノーケリング。
今度は、色鮮やかな熱帯魚を見ることのできるポイントです。
海の中に広がる景色は、同じバリの海でも場所によってまったく異なります。
前日のレンボンガン島での経験も含め、少しずつ海にも慣れてきた2人。
シュノーケリングをしながら何度も深く潜るなど、初日とは違った姿も見られるようになりました。
最後のシュノーケリングで、ウミガメと遭遇
そして、この日3回目となる最後のシュノーケリング。
そこで待っていたのは、ウミガメとの出会いでした。
マンタから始まり、色鮮やかな熱帯魚、そして最後にはウミガメ。
バリの豊かな海を一日で体感する、忘れられない経験になったと思います。
しかし、この日の学びは海の中だけではありません。
海から上がっても仕事は続く
ツアーが終われば、それで仕事が終わるわけではありません。
使用した道具の片付けやゲストへのケア。
そしてランチの時間には、食事を提供するサービスも手伝いました。
準備からツアー中のサポート、終了後の対応、食事の提供まで。
観光の仕事は、ゲストから見える華やかな部分だけではなく、その前後にある数多くの仕事によって支えられています。
2人は一つひとつの仕事に一生懸命取り組んでいました。
バリ倶楽部の皆さんから学んだ「おもてなし」
この職場体験を通じて、2人が最も身近で学んだのは、バリ倶楽部のスタッフの皆さんの姿だったと思います。
日本語を使ってゲストとコミュニケーションを取り、地域の歴史や文化、習慣を伝える。
海では安全を最優先にしながら、一人ひとりのゲストに目を配る。
そして、ゲストに楽しんでもらうために、自分たち自身も明るく接する。
観光は「場所」だけでつくられるものではありません。
そこで働く「人」が、その土地の印象をつくります。
2人にとって、バリ倶楽部の皆さんと一緒に働いた時間そのものが、大きな学びになったと思います。
本当にありがとうございました。
職場体験を終えて、次のステージへ
これで、バリ倶楽部での職場体験は終了です。
この数日間、2人は観光客としてバリを見るのではなく、「働く側」の視点からバリの観光を経験しました。
そして、明日から環境は大きく変わります。
次に待っているのは、現地家庭でのホームステイです。
しかも、日本語も英語も通じない家庭で生活します。
これまでのように、言葉で簡単にコミュニケーションを取ることはできません。
では、どうやって自分の気持ちを伝えるのか。
どうやって相手の気持ちを理解するのか。
言葉が通じないからこそ、表情や身振り、行動、そして相手を理解しようとする気持ちが必要になります。
職場体験から、現地の暮らしの中へ。
バリ島海外派遣は、ここからまた新しいステージに入ります。
2人がどのように戸惑い、考え、そして乗り越えていくのか。
明日からの成長も楽しみにしています。